THETAで撮影した画像がちょっと暗い。
「アプリで明るさの変更をしたいなー」
そんな問題を解決を解決します。
目次
THETA360度画像の明るさをPCアプリで調整する方法
撮影した写真の明るさを変更できる無料アプリと、その使い方を紹介します。今回紹介する無料アプリはGIMPです。定番のPC用画像編集アプリです。このGIMPを使って、360度画像の明るさ編集していきます。
以下ザックリとした流れです。
- THETAとPCをUSBケーブルで接続
- THETAの画像ファイルをPCに移動して保存
- 画像編集アプリをインストール
- 明るさを調整
- ファイルを保存
各項目を詳しく解説していきます。
①THETAとPCをUSBケーブルで接続
THETA本体とPCを物理的に接続します。THETAを購入時に付属しているUSBケーブルを使い、THETAとPCを接続してください。接続の際、THETAの電源を入れる必要はありません。もしPC側でTHETAを認識しない場合は、USBケーブルが正しくTHETAとPCに接続できているかを確認しましょう。
②THETAの画像ファイルをPCに移動して保存
THETAをPCに接続した後、PCに360度画像を移動します。PC上の任意の場所にTHETAの画像を保存します(特別な操作を行わない限り、THETA内には撮影データがそのまま保存されます)。
③画像編集アプリをインストール
今回は無料の画像編集アプリ「GIMP」を利用します。GIMPは高機能な画像編集アプリです。デジタルカメラで撮影した写真の加工にも使えるアプリですが、THETAで撮影した360度画像の加工も行えます。
GIMPは公式サイトからインストラーをダウンロードした後、インストラーをPC上でクリックすることで利用可能になります。
インストラーをクリックし「Select Install Mode」ダイアログが開いたら、「Install for all users(recommended)」をクリックします。
「Select Setup Language」のダイアログで「English」のままOkを押してください。
次の画面でInstall をクリックします。GIMPのインストール作業はPCによっては3分~5分程度かかります。作業が完了するまで気長に待ちましょう。
④アプリで明るさを調整
GIMPを起動します。GIMPの初回の起動は、プラグインの読み込み等で時間がかかります。
GIMPで360度画像を開きます。THETAの360度画像ファイルをGIMP上にドラッグ&ドロップするか、アプリ上のメニュー「ファイル」から編集したいファイルを開きます。
GIMPには、明るさを調整するオプションがいくつかあります。
インストール後デスクトップにGIMPアプリのアイコンが表示されない場合は、PC内のアプリ内を検索してください。
Exposureでの調整
360度画像の明るさを調整するオプションその1が、「Exposure」です。
アプリ上部のメニューの中から「色」→「露出」を選択します。
露出の設定オプションが表示されたら、「Exposure」を変更します。Exposureは日本語で露出、つまり写真の明るさです。Exposureの値を右側に府王子されている矢印で変更するか、Exposureのバーをクリックすると画像の明るさを変更できます。
明るさ・コントラストでの調整
THETAの360度が画像を明るくするオプションその2が「明るさ・コントランスト」です。
アプリ上部のメニューから「色」→「明るさ・コントラスト」を選択します。
明るさ・コントラストの設定オプションが表示されたら、「明るさ」のバーを右に移動することで、画像を明るくすることができます。明るくし過ぎた画像を暗く調整したい場合は、逆に左に移動します。
⑤ファイルを保存
GIMPで明るさを自分好みに調整出来たら、「OK」をクリックして明るさの設定を反映させます。画像を保存するには、「ファイル」→「名前を付けて保存」クリックします。
「名前」からファイル名を入力し、保存先を指定して「保存」をクリックすれば作業完了です。
明るすぎて、メリハリがない場合はコントラストも調整
「コントラスト」は輝度(きど)の差です。明るい所と、暗いところの差です。
画像編集アプリで明るさだけを上げてしまうと、本来暗い部分も一緒に明るくなります。画像によっては、どうも変な仕上がりになってしまいます。そんな時調整するのがコントラストです。コントラストの値を変更することで、画像がキリっとしまります。
360度画像のコントラスト編集方法
GIMPアプリ上「色」→「明るさ・コントラスト」を選択します。
明るさと・コントラストの編集ダイアログが表示されたら、「コントラスト」の右側の数字を上げるとコントラストが強調されます(明るい部分がより明るく、暗い部分は暗くなる)。気に入った仕上がりになったら「OK」をクリックし、編集を保存します。
キリッとしたけど黒潰れを修正したい?
コントラストを上げると暗い部分が、黒潰れしてしまいます。GIMPの影・ハイライト機能を使うとこの部分の調整が可能です。
GIMP上部のメニューから「色」→「影・ハイライト」をクリックします。
- Shadows:360度画像の暗い部分
- Highlights:画像の明るい部分
黒潰れした部分を修正したい場合は、shadowsのパラメーターを変更します。shadowsの値を大きくすると、黒潰れした部分が明るくなります。自分好みの調整が出来たら「OK」をクリックし、変更を保存します。
360度画像の白飛び、黒潰れの修正方法と、サンプルを以下の記事にまとめました。
THETAで撮影する際に、明るさを調整する方法
撮影した後にPCアプリで編集すて明るさを調整する方法が面倒な場合は、撮影時に意図した明るにする設定を行いましょう。
THETAを使った撮影で明るさを調整するには、スマホとTHETAを無線(Wi-Fi)接続し、スマホのアプリ上で撮影の設定をすることが出来ます。
撮影時の露出の変更等については別記事にまとましたので、ご覧ください。
PCソフトで編集した360度画像を知り合いに送りたい
THETAで撮影した360度画像を、PCで加工した後に知り合いに見てもらいたい場合の方法です。
- 自分のHP、ブログにアップする
- LINEやメールで送る
それぞれの方法について解説します。
①自分のHP、ブログにアップする
自分のHPやブログを運営している人であれば、360度画像をアップすることできます。360度画像を作品として自分のHPに掲載し、そのページURLを知り合いに送ってはいかがでしょうか?
360度画像をブログにアップする方法について別記事にまとめました。簡単な方法ですので、ぜひお試しくさい。
②LINEやメールで送る
「LINEやメールで気軽に画像を共有したい!」という場合は、PC版LINEやメールなどで特定の人向けに360度画像を送りしましょう。
手順については別記事にまとめておきました。
プライバシーに配慮し、映り込んだ人の画像にモザイク加工をしたい
HPやブログへの掲載の前や、LINEで知り合いに送る前に360度画像に映り込んだ知らない人にモザイクを入れる方法を紹介します。特に、自分のブログに掲載を予定している場合は、トラブルにならないよう配慮した加工を行いましょう。
まとめ
PCソフトを使ったTHETA画像の明るさ調整方法について解説しました。
オート機能などで撮影すると、THETAの画像は思うような明るさになっていない場合があります。
今回紹介した方法を使って、ぜひ360度画像の明るさを変更してみてください。