Cisco Webex Meetingsでのオンライン会議中にSnap Cameraアプリを導入し、顔や背景を変更する手順を紹介します。
- 自宅でのテレワーク中だったので、化粧していない
- 部屋の様子ど同僚に知られたなくない
そんな時便利な無料アプリ「Snap Camera」。Snap Cameraを使うとWebexでのオンライン会議の自分の映像を簡単に加工できます。
追記:「No available camera input」エラーでSnap Cameraが認識できない場合の解決方法について記載しました。
目次
Cisco Webex Meetingsって何だ?
Cisco Webex Meetingsはルーターなどのネットワーク機器を扱っているシスコ合同会社が提供しているオンライン会議用アプリです。IT業界に馴染みのある人だと知らない人はいない会社ですね。特にネットワークエンジニア向けのベンダー資格、CCNAやCCIEを目指して勉強している人も多いのではないでしょうか?
Cisco Webex MeetingsはZOOMなどのビデオ会議同様に無料と有料プランがあります。無料版は1つの会議に100名まで参加可能です。1つの会議の時間制限はなんと、24時間!ほぼ時間制限はないと思って間違いないでしょう。
Cisco Webex Meetingsの有料版はStarter(小規模向け)、Plus(中規模)、 Business(大企業向け)の3パターンです。制限時間や参加人数の拡張の他、録画機能やクラウドタイプのストレージ機能、カスタマサポート等が提供されています。
今回はCisco Webex Meetingsの無料版を使い、Snap Cameraと連動する方法を紹介していきます。
Cisco Webex MeetingsへのSnap Cameraの導入方法
Cisco Webexのビデオ会議で背景や顔を変更するSnap Cameraアプリのインストール方法、使い方を順番に説明していきます。
Snap Cameraは無料のPC用アプリです。Snap Camera公式サイト上に公開されているので、誰でも利用できます。このブログ記事を書いてるタイミングではPC版(Win、Mac)のアプリのみ提供されています。スマホ版はPhone、Androidともにアプリの提供はありません。
Snap Cameraのインストールと初期設定の手順
Snap Cameraアプリを公式サイト上からダウンロードし、PC上でインストール作業を行います。
インストーラーのダウンロードぺージは全て英語です。日本語対応していません。License Agreement(利用規約部分)にチェックを入れて、登録用のメールアドレスを入力します。
必要事項を入力後、Windowsユーザーは「DOWNLOAD FOR PC」をクリックします。Macユーザーの方は左側の「DOWNLOAD FOR MAC」です。
インストラーがダウンロード出来たらPC上でクリックしインストール作業を行ってください。インストール作業中、言語の設定などの特に細かなオプションの選択はありません。画面に従ってそのまま進めてください。
Snap Cameraの初期設定
WebexでSnap Cameraを利用出来るよう初期設定を行っていきます。
Webexデスクトップアプリが起動している場合は、必ずWebexデスクトップアプリを完全に停止した後に以降の作業を行ってください。
PC上でアプリを起動します。Snap Cameraを起動し、上部に自分の顔がアプリ上に表示されている場合、Snap Cameraで追加の設定は必要ありません。
Snap Cameraの使い方
PC上でSnap Cameraアプリを起動します。自分の顔がアプリ上に表示されていることを確認します。
Snap Cameraはレンズと呼ばれるエフェクトが用意されています。このレンズの中から好きなものをクリックし、映像にエフェクトを加えることができます。選択可能なレンズをクリックすることで映像に加工が反映されます。
Cisco Webexの設定
WebexでSnap Cameraを利用するには「Cisco Webex Meetings デスクトップアプリ」が必要です。
公式サイト上からデスクトップアプリのイントーラー(webexapp.msi)を入手し、PC上でインストール作業を行ってください。
Widows10でのブラウザ環境、Google ChromeのCisco Webex Extensionアドオンで検証を実施しましたたが、Snap Cameraを利用することは出来ませんでした。
Cisco Webex Meetings デスクトップアプリ上での設定
PC上でアプリを起動します。
Snap Cameraアプリが起動している場合、この段階で自動的にSnap Cameraで加工した映像がWebexアプリ上に表示されます。
もしSnap Cameraの映像が表示されない場合は、Webexアプリ右下の設定ボタンをクリックしカメラから「Snap Camera」を選択してください。
Snap Cameraのレンズが正しく適用されていることを確認した後、Webexのオンライン会議に出席しましょう。Snap Cemeraのレンズは、会議中いつでも他のレンズに変更可能です。レンズによっては激しく動き過ぎると消えてしまいます。カメラ前の移動や、顔の前に手やモノを移動しないよう注意しましょう。
スマホで背景を仮想背景に変更する方法
スマホでオンライン会議に参加する際に使えるテクニックです。公式のモバイルアプリを利用には、仮想背景を利用する機能があります。自宅でのテレワーク中に会社のオンライン会議に参加する際、自宅を隠匿することができます。この機能はiOS版のアプリでのみ利用できます(Androidでは未対応です)。iPhone、iPadなどの端末でお試し下さい。
「ビデオをオフ」に設定し会議に参加しましょう。その後仮想背景を自由に変更し、ビデオの設定をオン(自分が表示される状態)にします。この手順であれば、自宅でのテレワーク中に部屋を映り込ませる心配がありません。
変更方法
モバイルアプリを起動しスマホ(またはタブレット端末)上に表示されるビデオのアイコンをタップします。表示されるメニューから「仮想背景」をタップします。
仮想背景を利用したい場合
あらかじめモバイルアプリ内に用意されている仮想背景を利用したい場合は、画面下部に表示される画像をタップします。
自前で用意した画像を仮想背景として利用した場合
アプリ内の仮想背景画像に好みの画像がなく、自分で用意した画像を利用したい場合はプラス(+)のアイコンをタップし、カメラ内に保存している画像を選択しましょう。うっかり変な画像を選択してしまっても焦る必要はありません。仮想背景を確定する「適用」をタップしない限り、背景画像が切り替わることはありません。
仮想背景ではなく、単に背景をぼかしたい場合
自分の顔は鮮明(そのまま)で、背景のみをぼかすには「仮想背景」タップした後に「ぼかし」をタップしましょう。お堅い会社のビデオ会議で、個性的な仮想背景を利用したくないという場合にはコレがお勧めです。
Snap Cameraが使えない場合
Webexを利用中、Snap Cameraが認識されず利用できない場合の解決方法を以下の記事で紹介しています。この事象はZOOMやGoogle Meet、LINEなどのビデオ会議システムで同じ事象が確認されてています。
再現性があるエラーですので、もしWebexの利用中に「No available camera input」エラーが出力されSnap Cameraが不具合を起こしている場合には参考にしてください。
Webex以外のオンライン会議アプリでもSnap Cameraは利用できます
今回紹介したSnap Cameraは、Cisco Webex以外にも、ZOOM、LINE、Google Meet、Teamsでも利用できます。各ツール上でのSnap Cameraの使い方は以下にまとめましたので、ぜひご覧ください。
ZOOMでSnap Cameraを使う手順
オンライン会議定番アプリですね。セキュリティーの問題で最近は別の会議アプリに切り替える人も多く、今後の対応に期待。ZOOMでSnap Cameraを利用する場合、PCにZOOM用のデスクトップは不要です。
LINEでSnap Cameraを使う手順
人気アプリのLINEでも、ビデオ通話中にSnap Cameraを利用可能です。ビジネスというよりプライベートな会合向きかもしれません。ZOOMの無料版と異なり、時間制限の無いのがメリット。
Google MeetでSnap Cameraを使う手順
以前はアプリの名称がGoogle Hangoutsでした。MSのTeamsやZOOMと並び、企業のオンライン会議といえばこれですね。
TeamsでSnap Cameraを使う手順
MS提供アプリのTeamsはZOOM以前より定番だったかも?Teamsはビデオ会議に特化したシステムではなく業務を効率的に行うためのツールを提供しているプラットフォーム。Teamsのビデオ会議システムでもSnap Cameraは利用できます。
「アプリを使わずブラウザで気軽にオンラインミーティングをしたい」という場合には「たくのむ」というサービスもお勧めです。こちらも無料のビデオ会議ツールです。
Houseparty(ハウスパーティー)
友達間で遊ぶにはこれ!その名もHouseparty。スマホでもPCでも使える無料ツールです。PCの場合、アプリのインストールは不要。とにかく気がるに友達とオンラインで遊べます。
まとめ
Cisco Webex Meetingsを使ったオンライン会議中にSnap Cameraを使う方法を紹介しました。
コロナの影響で在宅勤務に切り替わった人も多いかと思います。そんな中、ますます増加するオンライン会議。自宅でのテレワーク中、突然のビデオ会議で「部屋を映り込ませたくないなー」なんて時に場合に便利なアプリではないでしょうか?
Webexアプリでのオンラン会議にぜひSnap Cameraをお試しください。
記事内で記載したWebexを利用時のトラブルシューティングについてです。Webexアプリを利用中、Snap Cameraが認識されず使えなくなったという際に、ご覧ください。