ZOOMや、Google Meet、LINEアプリなどオンライン会議用には様々なアプリがありますね。今回はアプリを使わず友人とオンラインミーティングが出来るサービス「たくのむ」の使い方を紹介します。
目次
【PC編】たくのむの使い方
たくのむはブラウザ型のツールです。PC利用者間であれば、アプリは不要です。
Roomを作る
たくのむ公式サイトにアクセスし画面中央の赤いボタン「ルームを作成する」をクリックします。
時間の設定ダイアログが開いたら、希望する時間を選択し部屋を作成する」を選択(最大4時間50分)。
この制限時間になると、通知がくる仕組みです。終了時間を設定したくない場合は、「終了時間を設定せずにルームを作成する」をクリックしましょう。
部屋のURLを参加者に送る
Roomを作るとURLとQRコードが画面に表示されます。
この情報を参加者に共有しましょう。
たくのむに参加する
URLをクリックします。
Your nameと表示されている箇所に自分の名前(またはニックネーム)を入力しましょう。日本語も、英文字も対応しています。
名前を入力したら、画面下の青いContinueボタンをクリックします。
以下のような表示がされた際の対応についてです。
「For others to see and hear you, your browser will request access to your cam and mic.You can still turn them back off at any time.」
このサイトがPCのマイクと、カメラを使ってもOKですか?という確認です。
Request permissionsをクリックし、ブラウザから許可を求めらたら「許可」を選択しましょう。
操作メニュー
画面下に表示されるメニューについての解説です。
Cam
映像のオン、オフボタンです。
通常オンの状態です。カメラが有効になっている状態で、参加者に自分の顔が表示されます。自分の顔を非表示にして音声だけ参加したい場合は、オフにしましょう。
Mic
マイク機能のオン、オフ切り替えボタンです。
通常オンの状態です。この状態だと自分の音声が参加者に聞こえます。オフにすると自分の声が参加者に聞こえなくなります。いわゆるミュート機能です。
画面共有を有効化する機能です。クリックし、参加者に共有したい画面を選択することができます。
例:全画面、アプリケーションのみ、Chromeタブなど。共有したい対象物を選択した後、「共有」をクリックすると参加者の画面に共有した対象が表示されます。
画面の共有を停止する場合は、Stopボタンを押しましょう。
Chat
参加者にテキストメッセージを送信する機能です。プリインストールされている顔のアイコンも送信することができます。
People
参加者の一覧を表示させる機能です。参加者がミュート状態かどうかも確認できます。
退出
Roomから退出するボタンです。
退出した場合でも再入室可能です。RoomのURLをクリックするだけで再入出可能です。
出前
今回の検証時にクリックすると、「出前を頼む(実装予定)」とありました。
今後出前サービスとの連動を考えているんだろうと推測します。楽しみですね。
背景を仮想背景に変える・顔にエフェクトを加える方法
自分の部屋を映したくない際や、ノーメークで参加するのは気が引けるという場合のテクニックです。
Snap Camera(スナップカメラ)という無料アプリを利用すると、簡単に背景の変更や、顔をキャラクターに変更することが出来ます。
Snap CameraはPC用のアプリです。スマホでは利用できません。
Snap Cameraのインストールと初期設定の手順
Snap Cameraアプリを公式サイト上からダウンロードし、PC上でインストール作業を行います。
インストーラーのダウンロードぺージは全て英語です。日本語対応していません。License Agreement(利用規約部分)にチェックを入れて、登録用のメールアドレスを入力します。
必要事項を入力後、Windowsユーザーは「DOWNLOAD FOR PC」をクリックします。Macユーザーの方は左側の「DOWNLOAD FOR MAC」です。
インストラーがダウンロード出来たらPC上でクリックしインストール作業を行ってください。インストール作業中、言語の設定などの特に細かなオプションの選択はありません。画面に従ってそのまま進めてください。
Snap Cameraの使い方
PC上でSnap Cameraアプリを起動します。自分の顔がアプリ上に表示されていることを確認します。
Snap Cameraはレンズと呼ばれるエフェクトが用意されています。このレンズの中から好きなものをクリックし、映像にエフェクトを加えることができます。選択可能なレンズをクリックすることで映像に加工が反映されます。
【スマホ:iPhone編】たくのむの使い方
スマホでも、たくのむを利用することが出来ます。
- PC ⇔ PC (OK)
- PC ⇔ スマホ (OK)
- スマホ ⇔ スマホ (OK)
部屋を作る
ブラウザで公式サイトにアクセスします。
画面中央の赤い「ルームを作成する」部分をタップ。時間を設定するの画面が表示されたら、希望の時間を設定し「ルームを作成する」をタップ。
参加者に部屋を通知する
主催者が部屋を作成するとルームURLとQRコードが表示されます。表示されたURLを参加者に送りましょう。
参加する
主催者から送られてきたURLをタップしましょう。
ユーザー名の入力画面になります。「Your name」に名前を入力し、画面下部にある青いボタン「Continue」をタップします。
Request permissionsのダイアログが開きます。「tacnom.comがマイクおよびカメラへのアクセスを求めています。」と表示されますので、許可をクリックします。
FAQ、不具合・エラーなど
たくのむを利用時のエラーや不具合の解決方法についてです。
うっかり退出ボタンを押してしまった。また同じRoomに参加できる?
参加可能です。たくのむの部屋に再入出するには、送られてきたURLをクリックしましょう。
映像が表示されず「Stage is empty」Turn on your camera to present」と表示される
いったんRoomを退出し、再入出しましょう。ブラウザ上で部屋のURLをクリックするだけで再入出できます。
Snap Cameraが利用できない
以下の手順をお試しください。
- 部屋を退出
- Snap Cameraアプリを停止
- タスクマネージャー上のバックグラウンドプロセスからSnapCamera.exeを停止
- Snap Cameraを起動
- Snap Cameraの動作確認
- Roomに再入出
「③」のタスクマネージャーの操作方法が不明な方は以下をご覧ください。
たくのみに限らず、ZOOMやGoogle MeetなどでもSnap Cameraが一時的に利用出来ない場合があります。全てのビデオ会議アプリ上で共通ですが、起動するアプリの順番によりこの問題が発生します。まずはSnap Cameraを起動し、次に会議用アプリを起動しましょう。Snap Cameraを認識できない場合はいったん全てのアプリを落とした後、再度Snap Cameraから起動していきましょう。
何人まで参加できるの?
通常7名参加可能です。現在12名まで参加できます。
無料なの?
無料で利用できます(当然通信費は自分持ちです)。
スマホで背景をぼかすには?
今回紹介したSnap CameraはPC用のアプリです。iOS、Androidともに対応していません。
スマホで参加できなかった
たくのむの推奨環境は、iOS13~、 Android10~です。
PCで参加している際、音量が低かった
PCの設定でボリュームを確認し、既に最大の場合はアプリの音量を調整しましょう。
WindowsユーザーでGoogle Chromeを利用している場合はStartアイコンから、Windowsの設定→「システム」→「サウンド」を選択。「サウンドの詳細オプションの」から「アプリの音量とデバイスの設定」を選択。アプリの一覧が表示されたら、「Google Chrome」のボリュームを調整。
PCで参加できなかった
PCの場合、MACまたはWindows10以上が対応です。利用できるブラウザはFirefox、Google Chromeです。Internet Explorerは利用できません。
セキュリティー
私がたくのむを利用してちょっと気になった点です。
URLとQRコードは公開しない
ZOOMなどのオンライン会議アプリと違い、主催者の承認機能がありません。URLを公開してしまうと、知らない人が入っていることが容易です。知らない人にも繋がりたいという目的でない限り、URLは公開すべきではありません。Snap Cameraなどのアプリを使い顔を隠すことが出来るので、なりすましも注意が必要ですね。
「アプリのインストール不要」「アカウント登録不要」という気軽さが素晴らしい点ですが、個人的には承認機能があるといいなと感じました。
位置情報をオフにしましょう
ウェブカメラを使う際は位置情報をオフにしましょう。
Windowsの場合、スタート→歯車のアイコン(Windowsの設定)、プライバシーから設定を見直すことが出来ます。たくのむに限らず、最近流行りのオンライン会議に出席する場合は自分のPCの設定を確認しておきましょう。
まとめ
今回実際にたくのむを利用させていただきました。
PCとPC間の場合、アプリのインストールが要らないのですぐに利用できました。アカウントの作成も不要とう点もグッドですね!
インターフェイス自体もシンプルで好印象。今後どのように、出前機能と連動するのか楽しみです。
背景を変える無料アプリ「Snap Camera」は他のビデオ会議アプリでも利用できます。ビジネス系のZOOMやGoogle Meet、Teamsの他、LINEアプリでも利用できます。各アプリでの利用法は個別にまとめてありますのでぜひご覧ください。
イチオシ! SpatialChat(スペチャ)
大人数のグループチャットだと、話すスキがない?
SpatialChat(スペチャ)なら、そんな問題を解決してくれます。こっそりグループを作り、その内部でチャットできます。
イチオシです。
Facebookでも2020年5月からビデオチャットできるようになりました!
Houseparty(ハウスパーティー)
友達間で遊ぶにはこれ!その名もHouseparty。スマホでもPCでも使える無料ツールです。PCの場合、アプリのインストールは不要。とにかく気がるに友達とオンラインで遊べます。
ZOOMでSnap Cameraを使う手順
オンライン会議定番アプリですね。セキュリティーの問題で最近は別の会議アプリに切り替える人も多く、今後の対応に期待。ZOOMでSnap Cameraを利用する場合、PCにZOOM用のデスクトップは不要です。
LINEでSnap Cameraを使う手順
人気アプリのLINEでも、ビデオ通話中にSnap Cameraを利用可能です。ビジネスというよりプライベートな会合向きかもしれません。ZOOMの無料版と異なり、時間制限の無いのがメリット。
Google MeetでSnap Cameraを使う手順
以前はアプリの名称がGoogle Hangoutsでした。MSのTeamsやZOOMと並び、企業のオンライン会議といえばこれですね。
TeamsでSnap Cameraを使う手順
MS提供アプリのTeamsはZOOM以前より定番だったかも?Teamsはビデオ会議に特化したシステムではなく業務を効率的に行うためのツールを提供しているプラットフォーム。Teamsのビデオ会議システムでもSnap Cameraは利用できます。