アドセンスに代わる広告。nend(ネンド)の登録方法、WordPressへの広告コード貼り付け方法を解説

アドセンスに代わるブログ広告。nend(ネンド)の登録方法

アドセンス以外のクリック型広告をお探しですか?

どうしてもアドセンスの申請が受からないという場合にお勧めなのが、アドセンスと同じくクリック型広告のnend(ネンド)です。

私はアドセンスに不合格だったので、その間nendを実際に利用してみました。実際に利用しめでたく収益も上がりました。そんなレビューを含め、使い方を解説していきます。

nendはアドセンスと同じ仕組みで、広告のコードを自分のHPやブログに貼るだけで自動的に広告が配信されるサービスです。ブログの閲覧者が広告をクリックすると、収益があがります。

アドセンスに合格している人も、そうでない人でも利用できます。ちなみに無料です。

nendは日本の会社が提供しているサービスで、サポートも日本語。アドセンスほど審査は厳しくないので、アドセンス申請に落ちたサイトを申請してもそのまま受かることもあります。

 

目次

nend(ネンド)って何?無料なの?

nendの基本情報についてです。

nendの運用会社は?

日本最大級のアフィリエイト広告サービスA8.netを運用している株式会社ファンコミュニケーションズ、東証一部に上場している会社です。

 

nendって無料なの?

無料です。

 

WordPressブログにも広告は貼れるの?

独自ドメインでレンタルサーバーを借りている方であれば、WordPressサイト上に広告を設置できます。

 

自分のブログのどこに広告が表示されるの?

広告は自分の好きな場所に設置できます。
「ヘッダー」、「フッター」、「記事の中」、「記事の下」、「新着の一覧」や「お勧め記事内に埋め込む」など自分で設定できます。

 

審査って厳しいの?

アドセンスほどではありません。
私はアドセンスで落ちたサイトをnendに申請をしましたが、特に問題はありませんでした。

 

報酬のタイミングは?

毎月末日です。報酬の集計は1か月ごと。月末締めです。
3,000円以上になると支払いとなります。

 

個人でも利用できる?

もちろんです。ブロガーさんやら、副業などでも問題ありません。
法人でも利用できます。

 

申し込み方法

nendの申し込み方法について解説していきます。申請作業自体は3分未満です

申し込みは公式サイトから行います。

 

申し込みの流れ
  1. 公式サイトから申請
  2. 仮登録完了のメールが届く→メール内のリンクをクリックする
  3. 申請完了(しばらく待つ)
  4. 承認!

 

まずは公式サイトから申請です。

右側の「メディア様はこちら」をクリックします。

 

右上の「会員登録」をクリックします。
メダルのアイコンです!

 

メディアパートナーご登録ページが表示されます。
必要事項を入力します。

 

 

下にスクロールし、nend利用規約を確認しましょう。利用規約及び「個人情報の取り扱いについて」「個人情報保護方針」に同意するにチェックを入れて後、「確認する」をクリックします。

表示される内容に問題がなければそのまま送信しましょう!

 

仮登録完了のメールが届く→メール内のリンクをクリックする

申請を送信するとnendから自動送信メールが送られてきます。

自動送信の内容は仮登録が完了したという内容です。

このままでは審査してもらえません。メール内のあるリンクをクリックし、本人確認しましょう。

送られてくるリンクのURL有効期限はメール到着後24時間です。

ポイント

自動通知メールは申請後すぐに届きます。

自動通知メールが届かない場合、迷惑メールとしてゴミ箱に入っていないかを確認しましょう。

30分以上通知が届かない場合、もしかすると申請の際に入力したメールアドレスに誤りがある可能性があります。

nend公式ページのお問い合わせから、通知が届かない旨相談してみましょう。

 

自動送信内にある確認用のURLをクリックします。
これで申請完了です。

再びnendから自動送信メールが登録したメールアドレスに届きます。
後はnend側での審査がありますので、数日待ちましょう。

 

申請から承認までに期間は?

2~3営業日程度です。
私の場合は、土曜日に申請して火曜日に承認されました。

 

 

アカウント情報の登録

nendから承認されたら、アカウント情報を登録します。

管理ページにログインしましょう。
管理ページは、公式サイト上にある「ログイン」から入ることができます。

申請の際に入力したメールアドレスとパスワードを入力しログインします。

 

 

nendで報酬を受けるにはアカウント情報の入力が必要です。名前や、銀行口座などを登録していきます。

「アカウント」タブをクリックします。
「基本情報」をクリックし、「基本情報」と「受取情報」をそれぞれ編集しましょう。

 

 

広告枠の作成

いざ広告の設置についてです。

以下、ざっくりとした広告設置までの流れです

 

広告の設置から表示されるまでの流れ
  1. 管理ページで広告枠を作る(自動的に申請されます)
  2. 承認されるのを待つ
  3. 広告設置用のコードをサイトに貼る

 

①管理ページで広告枠を作る

nendの管理ページで作業を行います。広告枠の管理タブから「広告枠」をクリックします。

次に表示される広告枠の画面で「新規広告枠の作成」をクリックします。

新規広告

 

新規広告枠の作成ページが開いたら広告枠情報から自分のサイトを選択します。
複数のサイトを登録している場合は、広告を表示するサイトを選んでください。

 

 

サイトを選択後、「作成」をクリックします。

新規広告枠の作成ページが表示されます。必要事項を入力し広告枠を作成していきます。

 

広告枠を作る

 

管理ページで初めて広告を作る際、nend広告の専門用語が出てきて混乱するかもしれません。

慣れるために、1番簡単なバナー広告をサイトに設置する方法を例に解説していきます。

 

①サイト/アプリ

そのままで問題ありません。
今回サイトを表示するサイト名です。

私のブログの場合、「ごんたのカメラブログ」と表示されています。

 

②広告タイプ

「静止画」
その他に選択肢はありません。このままで大丈夫です。

 

③広告のタイプ

今回は「バナー」を選択します。
それ以外にも、「アイコン」や、「ネイティブアド」といった選択肢があります。

 

④広告枠名

適当な名称を入力しましょう。
運用の段階で複数の広告枠を申請することになると思います。その際、一覧として表示される名前になりますので、「設置場所」など後ほど自分が特定しやすい名称にしましょう。

例:サイドバーの〇〇の下、記事の下

 

⑤広告枠の形式

「インライン」を選択し、選択してくださいのドロップダウンより「その他」を選択してください。

 

⑥広告枠の紹介

適当な名称を入力しましょう。

広告主にとって貴重な判断材料になります。詳細のご記入をお願いします。」と記載されています。
もしかすると、入札の際の情報になるんでしょうかね?このあたりの情報は確認できませんでした。

初期設定で、nendの申請をした際のPR分が自動的に表示されます。

私はいつもこのままです。
何を入力して良いか不明な場合は、初期値のまま進めましょう。

 

⑦広告枠のサイズ

サイトに表示させる広告のサイズです。何を選んでも問題ありません。

今回は「300×250」にしました。

 

広告サイズはカスタマイズ可能

HTML+CSSの知識のある方であれば、表示させる広告のサイズをサイト側のCSSで調整できます。

 

⑧バナーの表示サイズ

「レスポンシブ」を選択します。

レスポンシブは表示される画像のサイズが、閲覧している端末に合わせて大きくなったり小さくなったり自動的に調整してくれる便利な機能です。サイトが特別な構成になっていない限り「レスポンシブ」を選択しましょう。

今回もレスポンシブを選択しました。

必要事項の入力が完了したらページ下の「作成」をクリックします。この作業で広告枠の作成が完了です。

これで広告が張れる?
いえ。しばし待つ必要があります。

 

広告枠の審査が承認されるまで

管理ページで広告枠を作成すると、広告枠が表示されます。承認されるまでスタータスが「承認中」となります。この状態だと広告は配信されません。

 

承認までの時間

気になる承認されるまでの時間についてです。私が実際試したところ、以下の通りでした。

  • 平日の午前中(9時頃)に申請:午後3時頃に承認
  • 平日の夕方以降(18時頃)に申請:翌朝11時に承認

 

システム的なもので、広告枠の申請内容を内容を機械的に審査しているのではなく、スタッフで確認しているのかなといった印象です。承認されると登録しているメールアドレスに申請した広告枠が承認された旨通知がきます。管理ページのスタータスも「審査中」から「アクティブ」に変わります。

 

スタータスがアクティブに

 

この文字を見るとテンションも上がります!

 

 

申請内容が通らないことってあるの?

私はこのブログのみ利用していますが、過去11件申請し全部通っています。
nendの登録申請に通っている方でしたら、広告枠の申請で落ちることはまずないと思います。

 

ポイント:広告枠はまとめて申請しよう!

「広告枠さえ承認されていれば、いつでも設置できます。」

広告枠の申請~承認には時間がかかります。また一つの広告枠で取得した広告配信用のコードは1か所でのみ利用可能です。もしサイドバーなどに、複数個所に設置するかもしれないという場合は、あらかじめまとめて申請したほうが時短になります。

 

 

広告用のコードをサイトに設置する方法

広告枠がアクティブになったら広告配信用のコードをサイトに設置します。nendの広告は自分のブログの好きな場所へ設置できます。予め、自分のブログのどの部分へ広告を設置するかイメージしておきましょう。

管理ページにログインし、「広告枠の管理」タブにカーソルを合わせ「広告枠」をクリックします。

 

 

承認された広告枠の一覧が表示されたら、対象の広告の下に表示される「広告コード」をクリックします。

 

 

広告コードの取得ページが表示されます。
広告枠の申請時に「バナー」を選んだ場合、「広告コード」と「amp-adタグ」が表示されます。

 

広告用のcodeを設置

 

自分のサイトがAMP(Accelerated Mobile Pages)対応になっている場合は下に表示されているamp-adタグを、そうでない場合は上に表示される「広告コード」をコピーします。

どちらが分からないという場合は、上の「広告コード」を選んでおけば間違いありません。

今回の例では「広告コード」をコピーしました。

 

 

サイトへ広告コードを貼り付けよう

コピーしたコードを、自分のサイト内の広告を表示したい箇所にそのまま貼り付ければOKです。

WordPressユーザーの場合向けに簡単な3パターンを紹介します。この方法は自分が使っているテーマや、有効化しているプラグインによっては利用できない場合があります。

 

WordPressサイトへのコード設置パターン
  1. ウィジェットにコードを貼る
  2. テンプレートにコードを貼る
  3. 投稿内に貼る

 

それぞれ解説していきます。

 

①ウィジェットにコードを貼る

WordPressの標準機能、ウィジェットを使う方法です。

WordPressの管理画面にログインしてください。
外観→ウィジェットを選択します。

外観

 

 

「カスタムHTML」を選択し、表示したい場所を選択します(この例ではメインのサイドバーにしました)。

 

コードの設置

 

 

選択した「カスタムHTMLウィジェット」内に、先ほどコピーした広告コードを貼りましょう。コードの貼り付け後、「保存」をクリックすれば作業完了です。

 

設置完了

もしウィジェットにカスタムHTMLがなければ、「テキスト」でも代用可能です。

 

②テンプレートにコードを貼る

テーマ内にあるテンプレートファイルに直接コードを貼る方法です。運用時のテーマの更新を考慮し、子テーマを作り対象のテンプレートファイルを特定するなど脱初心者なカスタマイズです。

WordPress管理画面の「外観」→「テーマエディター」と進み、対象のテンプレートファイルを右側から選びnendの広告コードを追加するという流れです。

 

テンプレートファイルにコードを設置

 

nendの配信してるバナー以外の広告、「オーバーレイ」や「ネイティブアド」を利用する場合はこの方法になります。

 

 

③投稿内に貼る

ブログ記事を書く画面でコードを貼ります。HTMLモードにエディターを切り替え、指定のコードを設置しましょう。

editorにコードを設置

 

nend広告のテスト用

この方法は非常に簡単ですが、広告を都度投稿内に貼るのでお勧めしません。
nend広告が表示されるかのテスト用ぐらいにしましょう。

 

広告狩りの対策方法

広告狩り対策についてです。

そもそも「広告狩り」って何?

例えばあなたのブログにアドセンスの広告を貼ります。
悪意のある人が、とある意図をもって表示される広告を繰り返しクリックしまくる行為を「広告狩り」とよびます。

クリックに応じて収益があがることはありません。

広告主、または配信会社(nend)が不正なクリックがあったと見なして広告の掲載を停止するんです。
もちろん不正と思われるクリック分の収益も無しです。

あなたが収益欲しさに不正にクリックしていないにも関わらず、サイトに広告が掲載されなくなってしまいます。

nendに限らず、有名なアドセンスでもこの広告狩りは発生します。

対策プラグイン

WordPressサイトの場合、広告狩り対策の無料プラグインがあります。

アドセンス用ですが、nendについても有効なようです。

AdSense Invalid Click Protector (AICP)

 

対策プラグインのインストール方法

AdSense Invalid Click ProtectorはWordPress公式サイトに掲載されている無料プラグインです。以下いずれかの方法でプラグインを入手し、有効化しましょう。

  • 公式サイトからダウロードしてサイトにアップロード
  • ダッシュボード→プラグイン→新規追加

 

プラグインの設定方法

AdSense Invalid Click Protectorを有効化すると、WordPressの管理画面に専用のメニューが表示されます。

プラグインは日本語化されていませんが、設定は難しくありません。

Change the AdSense Invalid Click Protector Settingsを見ていきます。日本にいるユーザー向けのサイトを運用している場合、調整が必要なのは以下3つです。

 

Set the Ad Click Limit

クリック回数の制限です。連続で何回まで許可するか?という設定です。
広告配信会社は何回以内を不正と見直すかは公表しません。その限度ギリギリを突くユーザーがいるからです。

お勧めは1~3です。10とかはありえない数字だと思います。

 

Click Counter Cooke Expiration Time

クリックの制限を超えたユーザーに対しての制限時間です。この時間を超えるとリセットされ、ユーザーに広告が表示されます。

 

Set the Visitor Ban Duration

不正ユーザーを「BAN」する日数です。初期値は7ですが、そういったユーザーには厳しくするために値をもう少し引き上げても良いと思います。

 

「正直よくわからん」という人は、プラグインを有効化した際に自動的に入る初期値のままでもいいと思います。

 

 

 

まとめ

nendの登録方法、使い方について解説しました。
記事の最初のほうに書いた通り、私はコロナのタイミングでアドセンス申請を行いましたが「Google側で審査できない」という事情で、試しにnendを使ってみました。バナー広告の設置自体、それほど難しくありません。

nendの広告を設置後、その日のうちに収益が上がっていてとても感動しました。正直まだ、収益自体は大したことはありません。それでもでも、「0」が「1」に変化しブログに関してモチベーションが過去最高にヤバいです。nendはアドセンスを使いながらでも利用できます。もし私と同じようにコロナの影響でアドセンスが通らず、やる気がでないという人は是非nendを試してみてください。

 

無料ですぐ利用できるサービスをお探しならA8.netもおススメです。私も登録していますが、広告貼ったら数日で2,858円の収益がありました。登録に審査がなく直ぐ試せます。登録方法を別記事にまとめましたので興味があればお試しください。

A8.netの登録方法。アクセス数のないブログで収益を上げるにはコレがおススメ

 

A8.net同様に、無料で利用できる広告サービス「バリューコマース」もおススメです。私も登録しておきました。アドセンスの申請待ちの間にでも会員登録しておきましょう。

アドセンス広告の代わり?ブログ初心者向けバリューコマースの無料会員登録方法