iPhoneやiPadを利用中、App Storeに接続できない場合の対応方法を紹介します。接続できない場合や、アプリのアップデート作業が行えない場合にご覧ください。
目次
App Storeがダウン、メンテナンスしていないかを確認。
「まさか」と思いますが、まれにあります。ここをチェックしないと、他にどんな切り分けをしても全てが無駄になります。まずはApp Storeがダウンしサービスの提供を停止していないかを確認しましょう。
App Storeに限らず、Appleの提供しているサービスはapple公式サイト上の「システム状況」ページに公開されています。
https://www.apple.com/jp/support/systemstatus/
「App Store」は画面の一番上、左端に表示されています。緑はAvailable、つまり利用可能な状態を示しています。
もしこのシステム状況ページで緑以外の色となっている場合は、App Storeは利用できない可能性が高いことを示しています。この場合は、サービスが復旧するまで待つしかありません。
ちなみにこのシステム状況ページでは、App Store以外のサービスもチェックできます。
- iCloud Drive
- Mail Drop
- iTunes U
- MAC App Store
- Apple Music
ネットワーク環境を確認しよう
App Storeの問題ではなく、単に自分のネットワークが問題の可能性があります。
ネットに接続し、ブラウザが正常に動作するか確認ましょう
例:Safariを起動、Google検索。
別のWi-Fi環境を試す
利用しているWi-Fi環境に問題がある可能性があります。
カフェや空港など、無料でWi-Fiが利用できる環境などでは、環境正常にインターネットが利用出来ているように見えても制限がある可能性があります。
多数の利用者向けに公開しているネットワーク環境の場合、通信量が多くなるトラフィックとその元のなるサービスサイトへのアクセスに制限をかけている施設もあります(Youtubeなど、動画系のリッチコンテンツが使えない環境があります)。
別のWi-Fi環境でApp Storeが利用できるか試してみましょう。
3Gで接続していませんか?
ダウンロード予定のアプリのファイルサイズが大きい場合、iOS側で弾かれる場合があります。
Wi-Fiのネットワーク環境か、4G接続に切り替えましょう。どうしても3G以外に接続手段がない場合は、以下の設定を行ってください。
ダウンロードサイズの上限を200MBから変更する方法
「設定」→「iTunes & App Store」
モバイルデータ通信の項目で、「自動ダウンロードにチェック」
設定後、再度App Storeに接続できるか試してみましょう。
iOSの問題
アプリの更新をしようとApp Storeに接続をしようとするとエラーが出るという場合、利用しているiOSが古いバージョンで、更新対象のアプリをサポートしていない可能性があります。
別のアプリの更新を行うことができればApp Storeとの接続に問題ありません。iOSの更新を行った後、アプリを更新しましょう。
日付と時刻を設定する
端末の日付と時刻が正しく設定できているか確認しましょう、
日付は「設定」→「一般」「日付と時刻」から確認できます。
- 自動設定→ オン(緑の状態)
- 時間帯→ 東京(または自分がいる地域)
以上の設定に変更したら、端末の再起動を行ってください。起動後、App Storeに接続できるかをチェックしましょう。
端末のメモリーに空きスペースがない
更新ファイルを保存するメモリー容量がない場合にアプリの更新は出来ません。
不要なファイルを削除しましょう。
- 画像
- 動画
- アプリ
特に長めの動画ファイルはかなり肥大化し、iPhoneやiPad内のメモリースペースを占有します。
思いでの動画を削除するには気が引けるという場合は、iCould等のサービスを利用し削除前にデータのバックアップを行いましょう。
ギガ不足?
月の利用制限を超えた通信量の問題でアクセスできない場合があります。
通信料が利用制限を超えていないかを確認しましょう。
通信量は「設定」→「モバイル通信」から確認できます。
ログアウト
ネットワークが問題ないことを確認した場合の対応です。
App Storeからログイアウトし、ログインし直しましょう。
App Storeからログアウトする方法
「設定」→ 「iTunes & App Store」
Apple IDをタップし、サインアウトをタップします。
再度Apple ID とパスワードを入力しログインし直します。
ネットワークのリセット
端末のネットワーク設定をリセットしましょう。
手順は以下の通りです。
「設定」→「一般」→「リセット」
「ネットワーク設定をリセット」
リセット後、ネットワークが利用になったら再度App Storeにアクセスしアプリの更新が可能か確認しましょう。
どうしてもスマホやタブレットでApp Storeにアクセスできない場合
アプリやiOSの更新を行いたのに、端末からApp Storeに接続できない場合の対応としてPCを利用する方法があります。
有線でPCをネットワークに接続し、iTuneアプリをPCにインストールしPCとスマホ(またはタブレット端末)を接続しPC上のiTuneにアプリをダウンロードした後に、端末にコピーする流れです。
詳細な手順
PCでiTunesを起動。
PCにiPhone(またはiPad)を接続。
iTuneが端末を認識、ダウンロード可能なiOSがある場合にダイアログが表示されます。
iPhoneソフトウェアの最新バージョン(バージョン番号)があります。今すぐダウンロードしてiPhoneをアップデートしますか?
- キャンセル
- ダウンロードしてアップデート
- ダウンロードのみ
選択肢をクリックすると、ソフトウェアアップデートの詳細が表示されます(バグの修正や機能の追加といった類です)。
内容を確認したら「次へ」をクリックします。
利用規約が表示されます。スクロールし内容を確認した後、「同意する」をクリックします。
ダイアログは消えますが、iOSのダウンロードは開始されます。iTunesの右上の下を向い矢印アイコンをクリックすると、ダウロードの進捗が確認できます。
「ダウンロードのみ」を選択していた場合
iTunesで「ダウンロードのみ」の選択肢をクリックしていた場合、iOSのダウンロードが終わってもダイアログは表示されません。
スマホを接続している状態であればiTunesの左に表示されるスマホのアイコンをクリックし、「アップデート」をクリックすることでPCにダウンロードした最新のiOSにアップグレードできます。
Appleに相談
今回紹介した方法を試してもApp Storeにアクセスできない場合は、Appleストア問い合わせましょう。
まとめ
App Storeへ接続できない場合の対応方法を紹介しました。
結構あるのがネットワーク環境の問題ですね。わざわざ色々と調べるのが面倒だという場合は、端末の再起動。これで解決できなければ、やっぱりネットワーク環境かなーという切り分けになりますね。